パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
そんな私に、恭弥さんは髪をクシャりと乱すと、悲し気な笑みを浮かべた。
「ごめん、親権を争うなんてことを、嘘でも言ったこと、後悔してる」
「嘘?」
心底申し訳なさそうな声音に聞こえて、私は初めて彼の顔を見た。
「ああでも言わなければ、咲良が来てくれないと思ったから」
「じゃあ、弥生の、弥生の親権は取らないでいてくれるんですか? 私の両親も娘も大切にしているんです。もし、もしもそんなことになったら……」
弥生を取られたことを考えるだけで、胸が張り裂けそうになり、私は言葉に詰まる。
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