100日婚約なのに、俺様パイロットに容赦なく激愛されています
彼が髪を乾かす間に事情を説明すると、『交換しに行くぞ』と手首を掴まれて洗面所から連れ出された。
『五十嵐さんはこれから仕事ですよね?』
『まだ三十分ある』
『いいですよ、諦めて今シーズンはこれを着ます』
『それを着るたび、ため息をつくお前を見たくない』
購入した店まで車を飛ばし、交換をお願いすると、先ほどの店員がまたイエベだのブルベだのと言いだしたが、五十嵐がそれを遮った。
『人から見て似合うかどうかより、自分が気にいる服を着た方が気分よく過ごせるので』
押しの強い店員にはっきりと意見した彼を尊敬した。
店員は強引すぎたと謝ってくれて、和葉は好みの青いカーディガンを着ることができた。
出勤時間が迫っている中で、和葉のためにすぐに動いてくれた決断力と頼もしさ。そんな素敵な一面に触れたら、胸がときめかずにいられない。
(女性が寄ってくるのも頷ける。それでも私は絶対に好きにならないから)
コックピットでからかわれたばかりなので今はしっかりとブレーキを踏み、意識を仕事のみに戻そうとした。
キャビンに出ると、久しぶりに美玲の姿を見た。
この便のチーフパーサーは彼女のようだ。
ここひと月ほど勤務時間がずれて会わなかったので、五十嵐との婚約について彼女からはなにも言われていない。
色々と嫌なことを言うCAもいたが、彼女ならお祝いの言葉をかけてくれそうな気がした。
『五十嵐さんはこれから仕事ですよね?』
『まだ三十分ある』
『いいですよ、諦めて今シーズンはこれを着ます』
『それを着るたび、ため息をつくお前を見たくない』
購入した店まで車を飛ばし、交換をお願いすると、先ほどの店員がまたイエベだのブルベだのと言いだしたが、五十嵐がそれを遮った。
『人から見て似合うかどうかより、自分が気にいる服を着た方が気分よく過ごせるので』
押しの強い店員にはっきりと意見した彼を尊敬した。
店員は強引すぎたと謝ってくれて、和葉は好みの青いカーディガンを着ることができた。
出勤時間が迫っている中で、和葉のためにすぐに動いてくれた決断力と頼もしさ。そんな素敵な一面に触れたら、胸がときめかずにいられない。
(女性が寄ってくるのも頷ける。それでも私は絶対に好きにならないから)
コックピットでからかわれたばかりなので今はしっかりとブレーキを踏み、意識を仕事のみに戻そうとした。
キャビンに出ると、久しぶりに美玲の姿を見た。
この便のチーフパーサーは彼女のようだ。
ここひと月ほど勤務時間がずれて会わなかったので、五十嵐との婚約について彼女からはなにも言われていない。
色々と嫌なことを言うCAもいたが、彼女ならお祝いの言葉をかけてくれそうな気がした。