100日婚約なのに、俺様パイロットに容赦なく激愛されています
職務に対しては真面目で、真摯に操縦桿を握っているのが想像できる。
近いうちに機長への昇格試験を受けるという噂もあり、合格すればスカイエアライズでは最年少機長になるそうだ。
(からかってくるけど、パイロットとしては優秀な人。CAさんたちが騒ぐのもわかる――)
「私は少しも興味がないけど!」
工具の最後の一本を拭きながら心の声が漏れてしまい、慌てて周囲を見る。
すると後ろで同じように片づけている浅見と目が合った。
「なんの興味?」
「ええと、その、一般的に女性はパイロットが好きなのかという……」
「それはそうだろ。ハイスペックで高給。モテないはずがない」
「ですよね」
浅見は首を傾げており、なぜ和葉がそんなことを考えていたのかと不思議そうだ。
「ちょっと思っただけなので気にしないでください」
苦笑してごまかそうとしたら、浅見がクスリとする。
「女性整備士もモテると、後輩から聞いたばかりだが」
誰がそんなことを言うのかと驚いた直後、赤面した。
(それ話したの、私だ)
ここ三か月ほど、早番の朝の通勤電車内で声をかけてくる男性がいた。
しつこく連絡先を聞かれて困っているのだが、今朝は会わずにすんでホッとした。
その話を今日の朝礼前に浅見にしたばかりで、モテ自慢のように受け取られていたのかと慌てる。
近いうちに機長への昇格試験を受けるという噂もあり、合格すればスカイエアライズでは最年少機長になるそうだ。
(からかってくるけど、パイロットとしては優秀な人。CAさんたちが騒ぐのもわかる――)
「私は少しも興味がないけど!」
工具の最後の一本を拭きながら心の声が漏れてしまい、慌てて周囲を見る。
すると後ろで同じように片づけている浅見と目が合った。
「なんの興味?」
「ええと、その、一般的に女性はパイロットが好きなのかという……」
「それはそうだろ。ハイスペックで高給。モテないはずがない」
「ですよね」
浅見は首を傾げており、なぜ和葉がそんなことを考えていたのかと不思議そうだ。
「ちょっと思っただけなので気にしないでください」
苦笑してごまかそうとしたら、浅見がクスリとする。
「女性整備士もモテると、後輩から聞いたばかりだが」
誰がそんなことを言うのかと驚いた直後、赤面した。
(それ話したの、私だ)
ここ三か月ほど、早番の朝の通勤電車内で声をかけてくる男性がいた。
しつこく連絡先を聞かれて困っているのだが、今朝は会わずにすんでホッとした。
その話を今日の朝礼前に浅見にしたばかりで、モテ自慢のように受け取られていたのかと慌てる。