100日婚約なのに、俺様パイロットに容赦なく激愛されています
「俺の寝室に自ら踏み込んでおきながら、なにを戸惑う?」
「フ、フライトバッグがこの部屋にあったから、入っただけです」
釈明している間も彼は誘うような甘い顔をして、ゆっくりと唇の距離を近づけてくる。
「俺が喜ぶプレゼントをくれるんだろ?」
どんどん高まる鼓動が苦しい。
焦るのは気持ちばかりで、体が固まったように動けない。
(私とキスして嬉しいの……?)
息のかかる距離まで詰められた時、もう逃げきれないと覚悟してぎゅっと目を閉じた。
唇に神経を集中させて触れ合う瞬間を待つ。
しかし、なかなかその時は訪れず、たっぷり十秒ほど間を置いてから右手の甲に柔らかいものが触れた。
ハッとして目を開けると、手の甲から唇を離した彼が苦笑している。
(えっ、手にキスしたの……?)
十分に恥ずかしい行為だが、唇にされると思っていたため拍子抜けした。
「拒めよ。本気でしそうになっただろ」
「冗談だったんですか?」
片側の口角がつり上がったのが答えのようだ。
緊張感から一気に解放されると、からかわれた悔しさで鼻のつけ根に皺を寄せた。
「私で遊ばないでください!」
「遊んでいるつもりはないが、お前が可愛いから構いたくなる」
「そ、それは言わない約束でしたよね?」
先月もコックピットで同じようにからかわれ、ひとりの整備士として見られていない気がするのでやめてほしいと抗議した。
「フ、フライトバッグがこの部屋にあったから、入っただけです」
釈明している間も彼は誘うような甘い顔をして、ゆっくりと唇の距離を近づけてくる。
「俺が喜ぶプレゼントをくれるんだろ?」
どんどん高まる鼓動が苦しい。
焦るのは気持ちばかりで、体が固まったように動けない。
(私とキスして嬉しいの……?)
息のかかる距離まで詰められた時、もう逃げきれないと覚悟してぎゅっと目を閉じた。
唇に神経を集中させて触れ合う瞬間を待つ。
しかし、なかなかその時は訪れず、たっぷり十秒ほど間を置いてから右手の甲に柔らかいものが触れた。
ハッとして目を開けると、手の甲から唇を離した彼が苦笑している。
(えっ、手にキスしたの……?)
十分に恥ずかしい行為だが、唇にされると思っていたため拍子抜けした。
「拒めよ。本気でしそうになっただろ」
「冗談だったんですか?」
片側の口角がつり上がったのが答えのようだ。
緊張感から一気に解放されると、からかわれた悔しさで鼻のつけ根に皺を寄せた。
「私で遊ばないでください!」
「遊んでいるつもりはないが、お前が可愛いから構いたくなる」
「そ、それは言わない約束でしたよね?」
先月もコックピットで同じようにからかわれ、ひとりの整備士として見られていない気がするのでやめてほしいと抗議した。