妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
二階にある部屋に行くために階段を上っていく。上るにつれて、なんとなく会話が聞こえてくるが、はっきりとはわからない。その内容を認識できるくらいに二人の声が聞こえてきたのは、麗香の部屋の前へ到着したときであった。
『そんな……嘘だ』
『本当だって。だからさ、私と結婚しようよ。そしたら全部上手くいくじゃん』
二人の会話に円香の心臓は早鐘を打ちはじめる。いくら妹とはいえ、今の発言は聞き捨てならない。円香はノックもせずに勢いよく麗香の部屋のドアを開け放った。
「……何してるの?」
その言葉はきれいな音にはならなかった。だって、円香の視界に入ってきた光景は目を疑うものだったのだから。
朔也の背に腕を回すようにして抱きつく麗香。それだけならまだしも朔也の片手がしっかりと麗香の背に回っている。しかも、円香の登場に朔也は激しい動揺を見せている。
「っ。円香ちゃんっ……」
朔也の慌てぶりに円香の鼓動はさらに速度を増していく。
間違いなくその場にはぴりついた空気が流れているのだが、麗香はここでもそんな空気には構わず、自分の言いたいことを平然と口にする。
『そんな……嘘だ』
『本当だって。だからさ、私と結婚しようよ。そしたら全部上手くいくじゃん』
二人の会話に円香の心臓は早鐘を打ちはじめる。いくら妹とはいえ、今の発言は聞き捨てならない。円香はノックもせずに勢いよく麗香の部屋のドアを開け放った。
「……何してるの?」
その言葉はきれいな音にはならなかった。だって、円香の視界に入ってきた光景は目を疑うものだったのだから。
朔也の背に腕を回すようにして抱きつく麗香。それだけならまだしも朔也の片手がしっかりと麗香の背に回っている。しかも、円香の登場に朔也は激しい動揺を見せている。
「っ。円香ちゃんっ……」
朔也の慌てぶりに円香の鼓動はさらに速度を増していく。
間違いなくその場にはぴりついた空気が流れているのだが、麗香はここでもそんな空気には構わず、自分の言いたいことを平然と口にする。