妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
 そして、二人の想いは長い時を経て、もう間もなく結ばれる。円香が大学を卒業するのに合わせて結納を交わし、結婚に向けて動きはじめたのだ。

 一年後には式を挙げ、円香は月花の家を出る。

 住ノ江家の希望で、円香は家に入ることになっているから、就職はしなかった。


 結婚の準備を進めながら、花嫁修業をする日々。ずっとずっと夢見てきた未来が近づいていることに円香は胸を躍らせる。朔也も円香との結婚が待ち遠しいと言ってくれていて、二人の未来は完全に晴れ渡っていると円香は信じて疑わなかった。一点の曇りもないと思っていた。


 けれど、それは円香の思い違いだったらしい。

 そう時を置かずして、円香は人生で最大の修羅場を経験することとなった。
< 9 / 201 >

この作品をシェア

pagetop