出会った彼は

涼太くんを見ると、じっとわたしを見つめていた。

「やだ。」

「へ?」

「帰ってほしくない。」

「そう言われても…。」


この瞳をした涼太くんに弱いことを、彼は気付いているのだろうか。

気付いてやっているのだとしたら、もはや確信犯…。


「明日予定あるの?」

視線を逸らさずに聞いてくる。

「特にはないけど。」

「じゃあ泊まろ?」


そう言われて、断ることが出来ず今私は涼太くんの家のお風呂場にいる。

お風呂を借りて、出てくると部屋着が置かれていた。


涼太くんの服は大きくて、Tシャツ1枚でも太ももまで隠れてしまう。
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