出会った彼は

涼太くんはそこまで身長が高いわけではないけれど、こういうところで男の人だと認識させられる。


スキンケアもろもろ、好きに使っていいと言われたけれどどれも有名ブランドのもので気が引ける。

だけど、年齢を重ねていくにつれて乾燥も怖いしありがたく使わせてもらった。


「お風呂ありがと~。スキンケアの化粧品がどれも高くて緊張しちゃった…。」


ソファに座っていた涼太くんに声を掛けると、こちらを振り返る。

そして、何も話さない。なぜ?


「え。なんか変?」

「いや、芽依ちゃんすっぴん?」

「へ?うん。」

「もともとメイク薄いから可愛いんだろうと思ってたけど、全然変わんないね。かわいい。」

シンプルに褒められて顔が赤くなってしまう。


「ドライヤーしてないじゃん。風邪ひいちゃう、ここ座って。」

そう言ってソファに座ると後ろに涼太くんが座ってドライヤーをかけてくれる。
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