出会った彼は

「いい食べっぷりだね。」

マスクもサングラスも外した涼太くんがニッコリと笑う。


うわ、なんかすごい大食いな人だと思われたかなと思うと少し恥ずかしい。

「すみません、あまりにおいしくて…。」

すると奥からマスターが

「そんなにおいしそうに食べてくれると作りがいがあるね~。そうだ、ティラミス食べる?」

「いただきます!」


聞かれてすぐに返事をしてしまう。

本当に、人が作ってくれたご飯はおいしいな~と思っていると。

「よかった、何が好きかとか聞いてなかったから無難なイタリアンにしてみたんだけど。」

涼太くんが私を見ながらそういう。

「すみません、ガツガツ食べちゃいました。引きました?」

「全然。おいしそうにご飯食べる人好きだよ。」


そんなこと言って、勘違いする人いるんだからもう少し発言には気を付けた方がいいのではないかと思っていると。

「ねえ、俺の理想の初デートプラン分かる?」
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