出会った彼は

「えっと…。」

急にクイズみたいになるから、頭をフル回転させて考える。

「一緒に映画見て、ゲームセンターで少し遊んで夜ご飯?」


昔雑誌で言っていたことを思い出して答える。

「ははっ、やっぱり知ってるんだね。」

この回答を待っていたかのように涼太くんが笑いだす。

「ごめんね、理想のプランになってなくて。」

「いえ、涼太くんの人気は知ってますから。」


何気なく答えるとじっと見つめられる。

「なんですか?」

何か変なところあったかなと思い首をかしげる。


「何で戻ってるの?」

「戻ってる?」

「敬語。」

あ…。つい、いつもの感じで話してしまった。
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