出会った彼は
「えっと…。」
「名前呼びは変わってなくて安心したけど。敬語だとせっかく縮まった距離がまた遠く感じる。」
少しだけ拗ねていそうな涼太くんがそう言う。
「ごめんなさい。私元々すごく口が悪くて。だからへましない様に敬語で話すことが多いんです。」
すると次は驚いたような顔をして。
「え、口悪いの?芽依ちゃんが?想像つかない…。」
「口悪いの好きじゃないって聞いてたので。」
と、昔ラジオで話していたことをうっかり言ってしまう。
「正直別に気にしないよ。口が悪くても芽依ちゃんは芽依ちゃんでしょ?気にせず普通に話そう?」
「じゃあ、がんばります…。あ、がんばる。」
言い直した私にゆっくりでいーよと言って頭をポンと撫でられる。
そこへ、先ほど言っていたティラミスが到着する。
「これもおいしい!」
ティラミスを頬張る私をニコニコと見つめる涼太くん。