❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
力也はひとみのそばで、ひとみの手を握っていた。

(ごめんな、ひとみ、俺はお前の気持ちを信じてやれなかった)





ひとみが入院してから、一週間が経過しようとしていた。

我妻は二葉組に向かっていた。

ひとみを襲ったのは、我妻組を破門した戸部だが、山城の証言で

ひとみを流産させるとの指示を、かえでによるものと判明したからである。

「あら、力也さん、この度は大変でしたわね、破門した自分の組のものが、
姐さんを襲うなんて」
「とぼけてるんじゃねえ、山城が全て吐いたよ」

「なんのことかしら」

「そっちがその覚悟なら、こっちにも考えがある、今後一切、俺に関わるな」

力也は鋭い目線をかえでに向けた。

かえでは背筋が凍る思いがした。

力也はその旨を父親である組長に報告した。

「わかった、お前に任せる、これを機会に組長を襲名しないか、そろそろ時期もいいんじゃないか」

「わかりました」

力也は我妻組組長を襲名した。

忙しい毎日が、力也にとって、ありがたかった。

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