強引社長は才色兼備のOLにご執心 ~そのキス、どういうつもりですか?~
「芹澤。俺の前で以外泣くなよ。浮気野郎のことは俺が忘れさせてやる」

にっと笑った社長は天井の低い電気屋の入口を入りずらそうにくぐる。
…イケメンエリート社長。あなたは今まで何人もの女子を虜にしてきたんでしょう。でも全ての女子がそうだと思ったら大間違いですから!


目的の電球と、社長は自宅のパソコン用のマウスも購入していた。ついてきたのはそれも理由らしい。
帰りの社長の歩幅はずいぶんと控えめで、たぶん私に合わせようとしているのんだと思う。ちまちま歩くのは長い足には窮屈そうで、あまりに不自然な動きに私は内心笑いをこらえていた。ここで笑ったら、へそを曲げかねない。おまえが言ったんだろー!って。いや別に、嫌味で言っただけですけどね。機嫌良さげに鼻歌なんて歌っているから、何も言わずにおこう。

「なぁ、芹澤。 インドア派かアウトドア派かどっちだ?」

突然何を。絡脈のなさすぎる問いかけに怪訝な顔をしてみせる。この人といると眉間にシワよりまくりだ。
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