このたび聖女様の契約母となりましたが、堅物毒舌宰相閣下の溺愛はお断りいたします! と思っていたはずなのに
「あ~あ~」
膝の上のマリアンヌも飲みたそうにこちらを見ているため、一口だけ飲ませた。
「んまんま」
どうやらお気に召したらしい。
楽団によって華やかな音楽が奏でられ、広間の中央ではエーヴァルトがトリシャと一緒に踊り始めた。
パーティーといえばダンスである。聖女お披露目パーティーであるが、一曲目はエーヴァルトたちにお願いした。
普段はあんな感じのエーヴァルトであるのに、トリシャが言っていたことが納得できるような気がしてきた。
一応、立場はわきまえているようだ。
あんな悪ふざけをして、マリアンヌに対して気持ち悪いくらいの執着をみせているのも、そこにクライブがいるからだろう。エーヴァルトとクライブの関係もふざけ合いながらも、悪いものではない。むしろ羽目を外したエーヴァルトをクライブが止めることで、うまく執務がまわっているように思える。そしてエーヴァルトはときどき羽目を外すことで、重圧をうまく分散させているようにも見えた。
「イリヤ……」
「ぱ~ぱ~」
「陛下たちが終わったら、次はオレたちの番だ」
「マリーは?」
残念ながら、近くにナナカの姿は見えない。
「トリシャ様にたのんだ。だから、問題ない」
マリアンヌはエーヴァルトよりもトリシャに懐いている。だけど、クライブとトリシャは犬猿の仲だったはず。
そうも言っていられない状況なのだろう。
膝の上のマリアンヌも飲みたそうにこちらを見ているため、一口だけ飲ませた。
「んまんま」
どうやらお気に召したらしい。
楽団によって華やかな音楽が奏でられ、広間の中央ではエーヴァルトがトリシャと一緒に踊り始めた。
パーティーといえばダンスである。聖女お披露目パーティーであるが、一曲目はエーヴァルトたちにお願いした。
普段はあんな感じのエーヴァルトであるのに、トリシャが言っていたことが納得できるような気がしてきた。
一応、立場はわきまえているようだ。
あんな悪ふざけをして、マリアンヌに対して気持ち悪いくらいの執着をみせているのも、そこにクライブがいるからだろう。エーヴァルトとクライブの関係もふざけ合いながらも、悪いものではない。むしろ羽目を外したエーヴァルトをクライブが止めることで、うまく執務がまわっているように思える。そしてエーヴァルトはときどき羽目を外すことで、重圧をうまく分散させているようにも見えた。
「イリヤ……」
「ぱ~ぱ~」
「陛下たちが終わったら、次はオレたちの番だ」
「マリーは?」
残念ながら、近くにナナカの姿は見えない。
「トリシャ様にたのんだ。だから、問題ない」
マリアンヌはエーヴァルトよりもトリシャに懐いている。だけど、クライブとトリシャは犬猿の仲だったはず。
そうも言っていられない状況なのだろう。