このたび聖女様の契約母となりましたが、堅物毒舌宰相閣下の溺愛はお断りいたします! と思っていたはずなのに
「あ~、だ~」
寝台の上に転がって、わけのわからない喃語を発している。とにかくご機嫌であり、その様子をナナカが優しい眼差しで見守っていた。
「マリーも一緒に食堂へ行きましょうね」
イリヤがマリアンヌを抱きかかえると、手足をばたつかせて喜んでいる。初めて出会ったとき、あれだけ大泣きしていたのが嘘ではないかと思えるほど、愛嬌を振りまいている。
マリアンヌを抱っこしながら食堂へ行くと、すでにクライブが席についていた。髪はビシッと後ろになでつけてあり、服も着ている。
「マリアンヌはまだ食事ができないだろう?」
イリヤがマリアンヌを連れてきたのが不思議なようだ。
「ええ、ですが私たちは書類上は家族になりましたので、食事の時間くらいは顔を合わせたほうがよろしいかと思いまして」
「だぁ~」
まるでイリヤの言葉に返事をするかのように、マリアンヌが声をあげる。すると、クライブがくすりと笑った。
「これほど機嫌のよいマリアンヌは珍しいな。お前が抱っこしているからか? オレのところにくるか?」
クライブが手を伸ばすと、マリアンヌはぷいっと顔をそむけた。
「我が娘はなかなか手厳しいようだ。それよりも食事にしよう。マリアンヌを抱っこしていては、食べられないだろう?」
「奥様。お嬢様をお預かりいたします。お嬢様も一緒にミルクを飲みましょうね」
「あぁ~」
マリアンヌもお腹が空いているらしい。ナナカの腕の中で、自ら哺乳瓶に手を添えて飲んでいる。
「あぁ。マリーがかわいくて、いつまでも見ていられる」
寝台の上に転がって、わけのわからない喃語を発している。とにかくご機嫌であり、その様子をナナカが優しい眼差しで見守っていた。
「マリーも一緒に食堂へ行きましょうね」
イリヤがマリアンヌを抱きかかえると、手足をばたつかせて喜んでいる。初めて出会ったとき、あれだけ大泣きしていたのが嘘ではないかと思えるほど、愛嬌を振りまいている。
マリアンヌを抱っこしながら食堂へ行くと、すでにクライブが席についていた。髪はビシッと後ろになでつけてあり、服も着ている。
「マリアンヌはまだ食事ができないだろう?」
イリヤがマリアンヌを連れてきたのが不思議なようだ。
「ええ、ですが私たちは書類上は家族になりましたので、食事の時間くらいは顔を合わせたほうがよろしいかと思いまして」
「だぁ~」
まるでイリヤの言葉に返事をするかのように、マリアンヌが声をあげる。すると、クライブがくすりと笑った。
「これほど機嫌のよいマリアンヌは珍しいな。お前が抱っこしているからか? オレのところにくるか?」
クライブが手を伸ばすと、マリアンヌはぷいっと顔をそむけた。
「我が娘はなかなか手厳しいようだ。それよりも食事にしよう。マリアンヌを抱っこしていては、食べられないだろう?」
「奥様。お嬢様をお預かりいたします。お嬢様も一緒にミルクを飲みましょうね」
「あぁ~」
マリアンヌもお腹が空いているらしい。ナナカの腕の中で、自ら哺乳瓶に手を添えて飲んでいる。
「あぁ。マリーがかわいくて、いつまでも見ていられる」