月と太陽の事件簿1/月明りに照らされて
達郎の声と表情は真剣だった。

刑事のカンと女のカン、そしてお目付役の3つのカンが『何かある』と、あたしに告げた。

どんなにタチが悪くても達郎がずば抜けた才能の持ち主であることに間違いはない。

それはあたしが1番よく知ってることだ。

「わかった」

あたしは別荘に向かうことにした。

でもその前に所轄の警察署へ連絡をしておかないと。

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