海が凪いだら迎えに来てね〜元カレ海上保安官に極秘出産が見つかるまでの軌跡〜



【お前、酔っ払って自分で言ってたぞ。付き合ったのに全然凪砂に会えねぇ、寂しくて死ぬ〜って・・・んでも、シラフの時は俺たちに隠してるみたいだったから、わざと知らねぇフリしてたんだよ】


洋平の衝撃の告白に返す言葉が見つからない


【だから、今更俺たちに変な気使ってねぇで、素直に凪砂に会えって!っな?】



っが、私達が付き合っていたことを知っていても、別れたことを知らない様子の洋平



それに私が凪砂に会わない理由は、そういう気持ちの問題ではなく、もっと現実的に"会えない"理由があることを、洋平にいう勇気なんてない




「そっ・・・か、知ってたんだ・・・ごめんっ、何か隠し事してたみたいになって、、ほらっ!凪砂って優香の元カレ、、って言い方が合ってるのか分からないけど、優香と付き合ってた人だし・・・何か言いづらくて・・・」



優香を失った凪砂が弱っているところを、私が奪ったみたいに思われても仕方がない。だから話すのが怖かったのはある。



けど、まさか自分で暴露していたなんて・・・つくづく自分の愚かさに嫌気がさす



【は?そんなこと?別に萩花が凪砂のこと好きってこと、高校の時から俺ら知ってたけど?つか、気付いてなかったの凪砂だけで、優香も知ってたし・・・】



ーー・・・ユウカモ シッテタ?


【お前、顔面に”凪砂が好きです”って書いて歩いてるみたいに分かりやすかったからな。だからお前が凪砂と付き合ったって聞いても、あぁやっとくっついたか〜くらいにしか思わなかった。それは、拓海や翔大も一緒だと思うよ】



洋平の口から出てくる事実は私が知らないことばかりで、少し頭が痛くなってくる


自分が鈍いとか鈍感だとかって思ったことは今まで生きてきて一度も思ったことはなかったけど、さすがに今は自分の愚かさに情けなくなる



【っま、そういうことだから!今年もお前ん家で決まりなっ!じゃあな〜・・・】



洋平は私の返事を聞くことなくそのまま通話を切ってしまった。そのせいで断るタイミングを逃してしまう。



< 37 / 134 >

この作品をシェア

pagetop