もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
 確かに慣れるまでは大変だと思うこともあったけれど、今はもう〈リインカネーション〉に通うことが生活の一部になっていた。

 「いえ。もう今はぜんぜん苦にならないので。はじめのうちは、大変なことを引き受けたって少し後悔してましたけど……」

 わたしが話しはじめると、鏡のなかの玲伊さんがこちらを見つめる。
 ちょっとドキドキしながら、話を続けた。

 「それに25歳を過ぎてから、なんとなくだるい日が続いたり、いつも体が重い、と思いはじめていたところで、これが年を取ることなのかな、なんて漠然と思っていたんですけど」

 わたしの言葉に、玲伊さんはおいおい、と苦笑する。

 「『もう年を取った』なんて言うなよ。そんなこと言われたら、優ちゃんより四つも上の俺はどうなるんだ」
 
 「そうですよね。うん、それは間違いだったって気づかせてもらいました。この1カ月、運動したり、体に良いものを食べるようになったら、とても体調が良くなって。ああ、今までは、ただ、さぼっていただけだったんだと実感しました」
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