もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
「うわ、華やかですね!」
「ひと月、よく頑張ったね。ご褒美はこれ。うちのレストランのシェフとパティシエに作らせたスペシャル・アフタヌーン・ティーだよ」
玲伊さんは恭しく、わたしの椅子を引いてくれた。
「あ、ありがとうございます」
わたしが座ると、彼も正面の席に腰を下ろした。
テーブル横のワゴンには、ワインクーラーが置かれ、スパークリングワインが用意されていた。
ボトルを手にした彼が、それをフルートグラスに注ぐと、音を立てて細かい泡が立ちのぼる。
その様子に気を取られて見ていると「乾杯」と言われ、わたしはおずおずとグラスを合わせた。
玲伊さんは楽しげに目を輝かせて言った。
「白状すると、これ、来月のイベント用の試作品なんだ。コンセプトはダイエット中も楽しめるアフタヌーン・ティー・セット。優ちゃんの感想も聞かせてもらいたいな」
「そうなんですね。見た目、完璧ですね」