もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
「味についても、そう言ってもらえたらいいんだけど。さ、召し上がれ。花も全部食べられるよ」

「はい、いただきます」と手を合わせて、フォークを手にした。

 料理はどれも最高においしかった。
 見た目も高級ホテルのアフタヌーン・ティーにまったく引けを取らない。

 セイヴォリーには枝豆のテリーヌや小エビとディルのワンスプーン、サーモンとサワークリームのクラッカー、チキンハム。
 紅いもモンブランや桃のギモーブ、シャインマスカットのタルト、とスイーツも充実していた。

 それらのどのお菓子も、野菜や果物、豆乳クリーム、ココナッツシュガーやメイプルシロップなどを用いたマクロビ仕様だったけれど、普通のお菓子と比べても遜色ないおいしさだった。

「お世辞抜きで本当に美味しい。ダイエット用だとは思えないですよ。これ、絶対、話題になりますね」

「スイーツ好きの優ちゃんにお墨付きをもらえれば、一安心だ。今日のご褒美、本当はケーキにしようかとも思ったんだけど、今、食べちゃうとよけいに我慢できなくなるかと思ってね」

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