もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
 「ひゃん……あぅ」
 変な声が出るし、耐えがたいほどくすぐったい。

 そして、その感覚は触れられているところだけでなく、背筋やお腹の底のほうにも響いてゆく。

 このまま、この感覚に身をゆだねればいいんだ、たぶん。
 
 そうは思っていたのだけれど、キスされながら、彼の手が体の脇を添って這い上がってきて、胸のふくらみに到達して、服の上から、敏感な先端を探られ、そして、もう片方の手がスカートの裾にかかったとき、今日もわたしは「やっ」と叫んで、身をよじってしまった。

 わたしの反応に応じたように、玲伊さんは動きを止めた。

 「ごめんなさい」
 「嫌だった?」
 「い、嫌じゃないけど……まだ、ちょっと」

 彼はわたしの鼻の頭をちょんとつついて、起き上がった。
 そして手を握って、体を起こしてくれた。

 「じゃあ、今日のレッスンはここまでにしておこうか」
 「えっ?」

 彼はふっと口角を上げる。
 「残念? もっと続けてほしい?」
 「そ、そんなことないけど。でも玲伊さんはいいの?」

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