もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
だって、わたしはここで働くことができて救われたのだし、玲伊さんと出会い直すことができたのだから。
「おばあちゃん……わたしもおばあちゃんに悪いと思い続けていることがある」
わたしはこの店を手伝うと決心したときのことを初めて祖母に打ち明けた。
あのころ、会社でいじめにあっていて、店を継ぐことは会社を辞めるための口実だったことを。
「ごめんなさい。ただ純粋に店を継ごうと思ったわけじゃなかったんだ。だから、おばあちゃんがわたしに悪かったなんて思う必要はまったくないんだよ」
「そうだったのか。それでずっと、あんなに暗い顔をしていたのか。あのころ」
祖母は納得したように頷いた。
でも、とわたしはひときわ大きな声で言った。
「今は、この店が大好きで、なんとか続けたいと思ってる。ねえ、頑張って二人でこの店を守ろうよ。玲伊さんのところに行くのはもう少し先に延ばすから。それにおばあちゃんを一人にするのも、やっぱり心配だし」
祖母は大きく首を振った。
「やめとくれよ。あたしを孫の恋路を邪魔するような野暮天にする気かい」
「おばあちゃん……わたしもおばあちゃんに悪いと思い続けていることがある」
わたしはこの店を手伝うと決心したときのことを初めて祖母に打ち明けた。
あのころ、会社でいじめにあっていて、店を継ぐことは会社を辞めるための口実だったことを。
「ごめんなさい。ただ純粋に店を継ごうと思ったわけじゃなかったんだ。だから、おばあちゃんがわたしに悪かったなんて思う必要はまったくないんだよ」
「そうだったのか。それでずっと、あんなに暗い顔をしていたのか。あのころ」
祖母は納得したように頷いた。
でも、とわたしはひときわ大きな声で言った。
「今は、この店が大好きで、なんとか続けたいと思ってる。ねえ、頑張って二人でこの店を守ろうよ。玲伊さんのところに行くのはもう少し先に延ばすから。それにおばあちゃんを一人にするのも、やっぱり心配だし」
祖母は大きく首を振った。
「やめとくれよ。あたしを孫の恋路を邪魔するような野暮天にする気かい」