このままずっと甘い夜を 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
「突然でごめん。でも、…気持ちが押さえられなかった」


“気持ち”って――。

なにかの冗談…?


でも、わたしも名取くんも酔っ払うほどは飲んでいない。


「俺、澪のことが…ずっと忘れられなかった。…7年前のあの日から、ずっと」


名取くんがわたしを抱きしめる。

強く強く、でもやさしく。


名取くんの変わらない匂い。

心地よい体温。


懐かしくて、思わず甘えてしまいそうになる。

――でも、だめ。


「…なに言ってるの。名取くんはわたしとは住んでる世界が違うんだから、酔った勢いでこんなこと――」

「俺、自分で言ってることがわからなくなるほど酔ってねぇよ。…これは、紛れもなく俺の本当の気持ち」


その言葉に、わたしの胸がトクンと鳴る。


「も…もうっ、からかわないで。名取くん、パーティーで疲れてるよね。わたしは、これで――」
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