このままずっと甘い夜を 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
「…澪!」


足早に部屋を去ろうとしたわたしを名取くんが捕まえる。

そして、荒々しくわたしの唇を奪った。


「んっ…。やめ…、名取く…んっ」

「やめない」


名取くんは噛みつくように言葉を吐くと、わたしをベッドの上に押し倒した。

そして、何度も何度も唇を重ねてくる。


「まっ…て、名取くん…!どうして、こんなことっ…」

「そんなの決まってるだろ。澪のことが好きだからだよ」


その瞬間、わたしの全身に甘い疼きが走る。


わたしのことが…、――好き?


「…そんなわけないじゃん。名取くんだって、この7年でいろんな人と付き合ったでしょ…?」

「まあ…、正直に言うと。でも、みんな長くは続かなかった。だれと付き合っても、俺の一番は澪だって気付かされた」


名取くんはわたしの首筋に顔を埋めると、小鳥がついばむような甘いキスを何度も落とす。
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