このままずっと甘い夜を 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
それに対して、愛理さんだけがわたしを受け入れなかった。

当然の反応だ。


わたしが、名取くんとそういう関係にあったと知って。

さらに、お父さんと由美さんが必要以上にわたしに構うものだから。



そうして、ついに“あの日”が訪れた。


「今日は、お時間をいただきましてありがとうございます」


富士川家に名取くんがやってきた。


応接室で、ソファに腰かけるわたしの隣に名取くん。

その向かいにお父さんと由美さん。

そして、同席するように言われ嫌嫌やってきた愛理さんが座る。


名取くんは、この前の病室で語ったことをもう一度丁寧に説明をしてくれた。


お父さんたちは静かに聞いている。

いや、むしろ少し頬がゆるんでいる。


「本音を言えば、子どもができるできない関係なく、澪さんと再会したときすでに、僕の中で将来の相手にしたいと決めていました」
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