離婚前提婚~冷徹ドクターが予想外に溺愛してきます~
どうしよう。私どんどん、圭吾さんに惹かれている。

彼はそうじゃないってわかっているのに、ブレーキがきかない。

「眠くなったか。いいよ、着いたら起こすから」

優しい圭吾さんの声が痛い。

そんなに優しくしないで。本当の彼女に向けるような視線で見ないで。

離婚前提の関係なのに、いつまでも続いてほしいと思ってしまうから。

なにかがどうにか間違って、圭吾さんが私に振り向いてくれたらいいのに。

私はちょっとだけ、今までまったく信じていなかった神様に祈った。

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