離婚前提婚~冷徹ドクターが予想外に溺愛してきます~
「槇、安藤さんの受け持ち変わるわ」
千葉くんの申し出をありがたく受け、私は特別室には近寄らないようにしていた。
お弁当の噂を看護師がみんな知っているということは、安藤さんも知っているかもしれない。
人の口に戸は立てられぬって言うものね。仕方ない。
夕食を終え、消灯時間までは何事もなく順調に回り、ホッと一息ついたところだった。
ナースステーションのモニターから、アラームが鳴った。
赤い光が点滅し、とある患者の脈拍がかなり弱っていることが示されている。
「小田さんだ!」
先輩がその部屋に走っていく。
千葉くんと私も救急カートを持って先輩のあとを追った。
「小田さん、小田さん!」
病室に入ると、昼に肺癌のオペをした小田さんが血を吐いて意識不明の状態になっている。
口の周りから胸元、枕の周囲まで赤黒い血がべっとりとついていた。
「槇さん、ドクターコールお願い!」
「はい!」
私はPHSで防災センターにドクターコールを要請する。
すぐに院内放送でドクターコールがかかった。
千葉くんの申し出をありがたく受け、私は特別室には近寄らないようにしていた。
お弁当の噂を看護師がみんな知っているということは、安藤さんも知っているかもしれない。
人の口に戸は立てられぬって言うものね。仕方ない。
夕食を終え、消灯時間までは何事もなく順調に回り、ホッと一息ついたところだった。
ナースステーションのモニターから、アラームが鳴った。
赤い光が点滅し、とある患者の脈拍がかなり弱っていることが示されている。
「小田さんだ!」
先輩がその部屋に走っていく。
千葉くんと私も救急カートを持って先輩のあとを追った。
「小田さん、小田さん!」
病室に入ると、昼に肺癌のオペをした小田さんが血を吐いて意識不明の状態になっている。
口の周りから胸元、枕の周囲まで赤黒い血がべっとりとついていた。
「槇さん、ドクターコールお願い!」
「はい!」
私はPHSで防災センターにドクターコールを要請する。
すぐに院内放送でドクターコールがかかった。