離婚前提婚~冷徹ドクターが予想外に溺愛してきます~
「揚げたてっておいしいよね」
すっかりタメ口にも慣れて、私はテーブルにできたての料理を運ぶ。
食事を終えて入浴を済ませると、すぐに眠くなってきた。
ソファでウトウトする私の横で、圭吾さんはテレビで映画を見ていた。
私も見たい映画だったけど、昼間の仕事がハードだったせいか、すごく眠い。勝手に瞼が閉じそう。
「七海、寝る?」
「うーん……」
明日はふたりとも休みだし、一緒にいる時間をもっと楽しみたい気持ちはある。でも眠い。
「おーい、七海さん」
目を開けていようと思うのに、気づけば首がカクンと落ちる。
「仕方ないな」
肩を貸してくれていた圭吾さんの体勢が変わった。
と思ったら、いそいそと彼の手が服の中に入ってきたことに気づく。
敏感な部分を刺激しながら耳にキスをされ、一気に目が覚めた。
「ぬわあああ」
「起きた?」
「起きた、起きたから」
身をよじるけど、圭吾さんは私を離す気はないようだ。
ニッと笑い、吐息がかかるほどの至近距離で囁く。