雅くんはどこまでも追いかけてくる
だけど、ここは1年5組。

相澤くんのクラスは1年2組。

間違えるような場所にない。


「体育館から三浦の姿見えたから会いたくてきた。」


…っ!!


「ぶ。ぶかつ、抜けてきて大丈夫なの?」


なんて、出した私の声は可愛いとはいえない声だった。

「まぁ、たぶん、体調悪かったとかなんとかいえば」

「あ、そ、そうなんだ」

シーンとながれる沈黙。

うっ、気まずいよ

…だって、

今思い返してみれば、告白というものをされて、「推しが1番なので!」ていうやつやばくないか?!


「ねぇ、三浦」

「は、はい!、なんでしょうか!」

三浦くんはいつのまにか私の前の席の椅子に座っていて、向かい合わせの状態になっていた。


「俺にまだ望みある?」


望み??


え、っと、

「ごめん、なんのこと?」

なんの、望みのことを言ってるのだろうか…?

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