女王様を甘やかしたい〜 愛の逃避行は計略的に

「帰ったら、許してもらえるまで頭を下げ続けて、亜里沙をお嫁さんにくださいってお願いする。何年も我慢したんだ。待てる…けど、キスすることは….もう我慢できない」

言うなり唇が重なって、優しく唇を喰んで、淡い吐息と一緒に頬を掴まれ、何度も何度も唇を重ねるキスの嵐。

自然と、玲央の首にしがみつくと、キスが深くなり、角度を変えて唇が喰まれて、玲央の唇が離れると、追いかけて自分からキスしていた。

それに興奮した玲央に、咎めるように唇を甘く噛まれた。

そしてキスを解いて苦しそうに息を吐き、微笑んで、一つだけ注がれたワイングラスを見つめていた。

「せっかくのワインだよ。飲みなよ」

「…うん」

私は、彼の膝上でチビチビと飲んでいく。

「僕にはくれないの?」

「とってあげる」

膝から降りようとしたら、腰を抱き止められる。

「口移しで飲ませてよ」

残っているグラスと唇を見つめる玲央。

「むりよー」

「キスもしたいし、ワインも飲みたいんだ。ダメ?」

「…やり方わからないもの」

「じゃあ、僕が教えてあげる」

グラスを持つ私の手を握ったままで、ワインを口に流し、私の頭部を押さえて唇を重ねてきた。
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