愛より深く奥底へ 〜救国の死神将軍は滅亡の王女を執愛する〜
「ヒルデブラント・カーライル。カーライル子爵の御子息です」
紹介されて、彼は慌てて頭を下げた。
「エルシェリーア・リーテ・ローズブレイドよ。お見知りおきを」
エルシェはかわいらしくお辞儀をしてから、彼の瞳をまじまじと見た。
見つめられるのが初めてで、ヒルデブラントは目をそむけた。
「綺麗な目をしてるのね」
彼女から出た言葉に、驚いて彼女を見た。
「初めて言われました」
「みんな、あなたの目を見てないのかしら」
エルシェはくすっと笑った。
「見るからこそ気持ち悪く思うのです。死の使い、と」
「おかしなこと言うわね。金銀財宝という言葉もあるのだし、金も銀も持っているあなたはとてつもない宝物なのだわ」
ヒルデブラントはただただ驚いた。
「今日はヒルデブラントと遊んでもいい?」
エルシェがクライヴにたずねる。
「良いですよ。……貴婦人に献身するのも騎士の務めだ、励め」
クライヴが笑顔で言う。
「え?」
思いがけない事態に、ヒルデブラントは戸惑う。
「こっちよ!」
エルシェは彼の手を引いて駆けだした。
「お待ちください」
彼は慌ててついて走った。
二階の子供部屋に行くと、エルシェは人形を並べ始めた。
「囚われたお姫様を王子様が助けるのよ」
そう言って始めたのは、お人形遊びだった。
ヒルデブラントは慣れない遊びに困惑した。
王子役を任されたが、エルシェの望む演技ができず、「そんなの王子様じゃない」と何度もダメ出しされた。
「仕方ないわね。騎士様っていうことにしてあげる」
エルシェは別の人形を彼に渡した。
紹介されて、彼は慌てて頭を下げた。
「エルシェリーア・リーテ・ローズブレイドよ。お見知りおきを」
エルシェはかわいらしくお辞儀をしてから、彼の瞳をまじまじと見た。
見つめられるのが初めてで、ヒルデブラントは目をそむけた。
「綺麗な目をしてるのね」
彼女から出た言葉に、驚いて彼女を見た。
「初めて言われました」
「みんな、あなたの目を見てないのかしら」
エルシェはくすっと笑った。
「見るからこそ気持ち悪く思うのです。死の使い、と」
「おかしなこと言うわね。金銀財宝という言葉もあるのだし、金も銀も持っているあなたはとてつもない宝物なのだわ」
ヒルデブラントはただただ驚いた。
「今日はヒルデブラントと遊んでもいい?」
エルシェがクライヴにたずねる。
「良いですよ。……貴婦人に献身するのも騎士の務めだ、励め」
クライヴが笑顔で言う。
「え?」
思いがけない事態に、ヒルデブラントは戸惑う。
「こっちよ!」
エルシェは彼の手を引いて駆けだした。
「お待ちください」
彼は慌ててついて走った。
二階の子供部屋に行くと、エルシェは人形を並べ始めた。
「囚われたお姫様を王子様が助けるのよ」
そう言って始めたのは、お人形遊びだった。
ヒルデブラントは慣れない遊びに困惑した。
王子役を任されたが、エルシェの望む演技ができず、「そんなの王子様じゃない」と何度もダメ出しされた。
「仕方ないわね。騎士様っていうことにしてあげる」
エルシェは別の人形を彼に渡した。