碧い空の下で
　待ち合わせ場所について時計を見ると、待ち合わせ時間の5分前。

「間に合った！」

と思った時、

「美花！」

という声が聞こえた。振り返ると、そこには、茶色い髪でロングの、お姉さん系の服装をした瑠奈が立っている。隣を見ると男の子が3人と女の子が1人立っていた。

（この人たちが仲間？）そう思いながら瑠奈に、

「瑠奈、この人たちは？」

と、瑠奈が笑顔で言った。

「この人たちがメールで言った仲間だよ。カラオケで紹介するよ」

「うん」


それから、カラオケまで歩いて移動し、部屋に入ると、瑠奈は美花に仲間たちを紹介した。


男の子の一人が、高橋和志。もう一人が、鈴木啓二。さらにもう一人が佐々木雄太。女の子が高橋莉子。高橋和志の双子の妹。全員美花と同じ高校2年生、17歳だった。
瑠奈の中学の時の同級生ということだった。

　早速カラオケが始まった。最近、音楽を全くといっていいほど聴いてなかった美花にとって、最新曲はほとんどわからなかった。仕方ないので、昔の曲や、好きなアーティストの曲を歌うことにした。


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