碧い空の下で
順番が回ってきて、美花の番になった。入れたのは、女性歌手の曲。マイクを手に、歌いだした。
と、今まで話をしていたり、飲み物を飲んだりしていた全員の動きが止まった。そして、美花に注目した。
「うそ・・・。」
「歌上手すぎ」
そう、美花は天才的な声と、歌唱力の持ち主だった。もちろん、本人に自覚は全くない。今も、本人は普通に歌っているつもりだ。歌い終わると、美花は、みんなが注目してるのに気づき、
「ごめんね、下手な歌聞かせちゃって」
と言った。驚いたのは周りの方だ。下手?あれで?うまいよ!と言いたかった。
でも、すぐ違う人の順番が来たので、言えなかった。
と、和志が美花に向かってこう言った。
「佐々木さん、次歌う時、立って歌ってほしいな」
美花はびっくりした顔をしたが、うなずいた。
次に美花の順番が回ってくると、今度は言われたとおり立ち上がった。入れた曲は今度は男のバンドの曲。立って歌うと、ますます声量が増し、感情も豊かになった。しかも、集中力があり、歌いだすとかなり集中してしまい、周りが見えなくなるのだ。
和志はみんなを見回した。みんな和志に気づき、うなずく。和志もうなずいた。
「決まりだな・・。」
美花以外の全員がニコッと笑った。美花はもちろん気づいていない。
結局、カラオケは3時間で終わった。
と、今まで話をしていたり、飲み物を飲んだりしていた全員の動きが止まった。そして、美花に注目した。
「うそ・・・。」
「歌上手すぎ」
そう、美花は天才的な声と、歌唱力の持ち主だった。もちろん、本人に自覚は全くない。今も、本人は普通に歌っているつもりだ。歌い終わると、美花は、みんなが注目してるのに気づき、
「ごめんね、下手な歌聞かせちゃって」
と言った。驚いたのは周りの方だ。下手?あれで?うまいよ!と言いたかった。
でも、すぐ違う人の順番が来たので、言えなかった。
と、和志が美花に向かってこう言った。
「佐々木さん、次歌う時、立って歌ってほしいな」
美花はびっくりした顔をしたが、うなずいた。
次に美花の順番が回ってくると、今度は言われたとおり立ち上がった。入れた曲は今度は男のバンドの曲。立って歌うと、ますます声量が増し、感情も豊かになった。しかも、集中力があり、歌いだすとかなり集中してしまい、周りが見えなくなるのだ。
和志はみんなを見回した。みんな和志に気づき、うなずく。和志もうなずいた。
「決まりだな・・。」
美花以外の全員がニコッと笑った。美花はもちろん気づいていない。
結局、カラオケは3時間で終わった。