ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 この才能溢れる子猫は異世界からやって来たため、この世界の常識から外れたことをやりがちである。そこを上手くフォローするのが、ルディの仕事であり、王家の仕事なのだ。

 今回は常連のお嬢さんたちのために、サファンの実家であるルナリット家に新しい料理を提供するわけであるが、その前に王家に料理を捧げないと、体面を重要視する貴族間のパワーバランス的なあれこれが面倒なことになる。

 王家としては、エリナになるべく自由に行動して欲しいし、優しい彼女の行動にあまり縛りは作りたくない。だが、子猫の料理人を政治に利用されたくない。

 ということで今日もルディは、決して警備隊の仕事を『さぼって』エリナに張り付いているのではなくて、国の宝でありありがたい守護妖精であるエリナを守るため、きめ細かな調整を行なっているのである。

「稲荷寿司か。どんな味がするのかとても楽しみだな」

 ……このような食いしん坊発言をしてはいるが、あくまでもエリナを守るために行動しているのだ。
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