ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 厨房には、王宮の料理長リックルをはじめとする料理人たちと、ルナリット家の料理人の二名が待っていた。そして、依頼人であるレミレア・ルナリットと、お目付役として休暇を取って参加しているサファンがいる。

「エリナちゃん、今日も白い耳が可愛いね。今日は素敵な子猫ちゃんの魅惑の料理を楽しみにしているよ」

 アイドル顔のサファンが輝くような笑顔で子猫にウインクをしたので、エリナは内心で『今日もサイコーにチャラい狐さんだにゃん』とおかしくなりなった。

 そして真面目な顔で「このたびは、おめでとうございます。ラミリカさんのお祝いに一品提供できることを嬉しく思っております。どうぞよろしくお願いいたします」ときちんと挨拶をした。

「くううううーっ、そのおしゃまな感じがたまらなく魅力的だよ、子猫ちゃん!」

「ふにゅうううーっ、愛くるしさにも程がありますわっ、抱きしめて頬ずりしたい気持ちが胸から溢れて大洪水ですわ!」

「にゃ?」

 頭を狐にしてなぜか身悶える仲良し兄妹を見て、エリナはこてんと首を傾げ、ルディは『……ルナリット家は大丈夫なのか?』と不安になるのであった

< 222 / 241 >

この作品をシェア

pagetop