【コミカライズ】あの……殿下。私って、確か女避けのための婚約者でしたよね?
「アイリーン、貴女、もうすぐ婚約解消するのよ! シェーマス様のことは、さっさと忘れましょう。失恋に一番利くのは、次の恋なんだから! ねえ。アイリーン。呼んで来ても良いかしら? 彼に会えるのは、今日だけ……今だけよ!」
きらきらとした期待の眼差しで私を見つめ、ここはそうするべきだと説く従姉妹。
いいえ。お茶会で異性と話すなんて、良くある話で、私が異常に気にしすぎなのよね。私は自分に言い訳しながらも黙って頷き、嬉しそうにスーリエは早足で城への道を辿って行った。
ほんの五分後、とても楽しそうなスーリエが連れて来た、背の高い二人の男性。変装しているけれど、王族の傍近くで長年を過ごした私には、どちらが王弟であるかわかった。
絶対的な王者たる風格、辺りを払う存在感。金髪碧眼の彼は、絵に描いたよう美男子だった。
呆けていた私は慌てて立ち上がり、王族に対するカーテシーをした。
「……こんにちは。突然のお誘いありがとうございます。今は正式に名乗ることは許されておりませんが、アデラインと申します」
きらきらとした期待の眼差しで私を見つめ、ここはそうするべきだと説く従姉妹。
いいえ。お茶会で異性と話すなんて、良くある話で、私が異常に気にしすぎなのよね。私は自分に言い訳しながらも黙って頷き、嬉しそうにスーリエは早足で城への道を辿って行った。
ほんの五分後、とても楽しそうなスーリエが連れて来た、背の高い二人の男性。変装しているけれど、王族の傍近くで長年を過ごした私には、どちらが王弟であるかわかった。
絶対的な王者たる風格、辺りを払う存在感。金髪碧眼の彼は、絵に描いたよう美男子だった。
呆けていた私は慌てて立ち上がり、王族に対するカーテシーをした。
「……こんにちは。突然のお誘いありがとうございます。今は正式に名乗ることは許されておりませんが、アデラインと申します」