クールな御曹司と初恋同士の想い想われ契約婚~愛したいのは君だけ~
あきらめていた物を手にすることができた喜びはもちろん、匠が美緒の欲しいものを覚えていてわざわざ手に入れてくれた気持ちがうれしくてたまらない。
「一生大切にします」
感激で声を震わせ、美緒は作品集を胸に抱いた。
「大げさだな。でもそこまで喜んでもらえてうれしいよ。美緒の幸せそうな顔を見るだけで俺も幸せになる」
「それは……あ、あの、ありがとうございます」
親密で甘い言葉に、美緒は思わず口ごもる。
匠にとってはなんてことのない言葉だとわかっていても美緒には破壊力抜群で、頭の中で何度も繰り返してしまう。
「美緒の喜ぶ顔も、俺にとってはクリスマスプレゼントのようなものだな」
匠は満足そうに答えると、目尻を下げくしゃりと笑った。
それは学生時代から何度も見てきた、優しさと情に溢れた笑顔だ。
「言い過ぎです」
美緒はぎこちなく答えながら、胸に鈍い痛みが広がるのを感じた。
匠の笑顔は昔も今も変わらない。
美緒が困った時にはそっと寄り添い手を差し伸べてくれ、その笑顔で力づけてくれた。
卒業後も続くつながりに感謝しているのは確かだが、学生時代と同じ笑顔を向けられるたび、胸に複雑な思いがじわじわと込み上げてくる。
匠にとって美緒は、今も昔も後輩のひとり。
その事実を突きつけられているようで、切ない。
「一生大切にします」
感激で声を震わせ、美緒は作品集を胸に抱いた。
「大げさだな。でもそこまで喜んでもらえてうれしいよ。美緒の幸せそうな顔を見るだけで俺も幸せになる」
「それは……あ、あの、ありがとうございます」
親密で甘い言葉に、美緒は思わず口ごもる。
匠にとってはなんてことのない言葉だとわかっていても美緒には破壊力抜群で、頭の中で何度も繰り返してしまう。
「美緒の喜ぶ顔も、俺にとってはクリスマスプレゼントのようなものだな」
匠は満足そうに答えると、目尻を下げくしゃりと笑った。
それは学生時代から何度も見てきた、優しさと情に溢れた笑顔だ。
「言い過ぎです」
美緒はぎこちなく答えながら、胸に鈍い痛みが広がるのを感じた。
匠の笑顔は昔も今も変わらない。
美緒が困った時にはそっと寄り添い手を差し伸べてくれ、その笑顔で力づけてくれた。
卒業後も続くつながりに感謝しているのは確かだが、学生時代と同じ笑顔を向けられるたび、胸に複雑な思いがじわじわと込み上げてくる。
匠にとって美緒は、今も昔も後輩のひとり。
その事実を突きつけられているようで、切ない。