クールな御曹司と初恋同士の想い想われ契約婚~愛したいのは君だけ~
最終的には研修医だった千咲があまりにも仕事がハードで体調を崩してしまい、彼女が心配でようやく同居を決めたほどだ。
後に千咲から聞いた話では、当時体調を崩していたのは確かだが悠真のサポートを必要とするほどではなかったそうだ。
ただそうでもしなければ匠の美緒への執着に区切りがつかないと案じて一芝居うったらしい。
「兄って本当に私のことを心配していて。千咲さんと一緒に暮らす時も引っ越しの当日まで私も一緒に三人で暮らそうって説得されました。今も結婚したいはずなのに絶対に首を縦に振らないんです」
お酒のせいか頭の中がふわふわしていて、今まで誰にも言わずにいた思いが、次々とあふれ出る。
「兄が結婚しようとしないから、千咲さんにはお見合いの話があるんです。私のせいでふたりが結婚できないなんて、申し訳なくて。私、仲がよくていつも幸せそうなふたりが羨ましくて、憧れなんです。いつかふたりのような関係を築ける相手と結婚できたらって思ったりもします」
その相手が匠ならどれほど幸せだろう。
ふと頭に浮かんだ思いを、美緒は慌ててうち捨てる。
そんなことは、あり得ない。
「でも、恋人がいたこともない私が、すぐに結婚できるわけないんです。だから私の結婚を待っていたら、兄たちはいつ結婚できるかわかりません」
後に千咲から聞いた話では、当時体調を崩していたのは確かだが悠真のサポートを必要とするほどではなかったそうだ。
ただそうでもしなければ匠の美緒への執着に区切りがつかないと案じて一芝居うったらしい。
「兄って本当に私のことを心配していて。千咲さんと一緒に暮らす時も引っ越しの当日まで私も一緒に三人で暮らそうって説得されました。今も結婚したいはずなのに絶対に首を縦に振らないんです」
お酒のせいか頭の中がふわふわしていて、今まで誰にも言わずにいた思いが、次々とあふれ出る。
「兄が結婚しようとしないから、千咲さんにはお見合いの話があるんです。私のせいでふたりが結婚できないなんて、申し訳なくて。私、仲がよくていつも幸せそうなふたりが羨ましくて、憧れなんです。いつかふたりのような関係を築ける相手と結婚できたらって思ったりもします」
その相手が匠ならどれほど幸せだろう。
ふと頭に浮かんだ思いを、美緒は慌ててうち捨てる。
そんなことは、あり得ない。
「でも、恋人がいたこともない私が、すぐに結婚できるわけないんです。だから私の結婚を待っていたら、兄たちはいつ結婚できるかわかりません」