無理やり結婚を迫られていたら、助けてくれたのは最愛の元カレでした
少しでも先輩の不安を吹き飛ばしたくて、安心して欲しくて、力強く断言する。
「先輩以外は、あり得ません」
そのおかげか、先輩の表情が和らいでいく。
「俺も、風花以外に一緒にいたいと思えない。ずっと、風花だけを思ってた」
「私たち両想いだったんですね、離れてても」
「そうだな。それが聞けて一安心だ」
それからは離れていた間のことや、高校で過ごした思い出話に花を咲かせた。
学年が二個違うので一年しか一緒に過ごせなかったけど、それでも誰よりも濃い時間を過ごした。
あの屋上で、お昼ご飯を一緒に食べたり、勉強を教えてもらったり。
とにかく沢山の時間を、二人きりの屋上で笑って過ごした。
(別れ話を切り出したのもまた、その屋上だったりするんだけどね…)