夜の帝王の一途な愛
私は加々美社長のまさかの言葉に驚きを隠せなかった。
「残念だったな」
彼は加々美社長を睨んでいた。
「残念じゃないさ、選ぶのはあゆみさんだからね」
彼は闘争心剥き出しの表情を見せた。
「あゆみさん、明日連絡くれ、今日はおとなしく引き下がるよ、彼に殴られそうだから」
「本当にすみません、失礼な事ばかり言ってしまって」
「あゆみさんが謝る事じゃないよ、じゃまた明日」
加々美社長は車を発車させた。
「あの野郎、むかつく」
「もう、私を無職にするつもりですか?社長にあんな失礼な事言って・・・」
「何が失礼だよ、あいつ本気の目だったぜ」
「そんなわけありませんよ」
「あゆみ、自覚ないのか?お前は最高にいい女だ」
「もう、やめてください、帰りましょう」
社長が私に対して好意を持ってくれているなんてありえないよ、あ?あ、凌が変な事言うから意識しちゃう、そう言えば明日何の連絡だっけ?
と考えていると、彼は急に車を停めた。
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