夜の帝王の一途な愛
「そうですね、ありがたいお話ですけどお断りしようかと思っています」
「良かった、じゃあずっと俺の側に居てくれるね」
「でも、麻生さんのお店がリニューアルオープンしたらもう送り迎えは難しいと思うので、アパートに戻ろうかと・・・」
「大丈夫だよ、朝、俺が送って行き、帰りはタクシーで帰ってくれば?」
「朝六時までに店に入らないといけないので、麻生さんにご迷惑がかかりますから・・・」
「迷惑じゃないよ、だから大丈夫だよ」
「でも・・・」
彼は考え込んでいる私に言葉を発した。
「俺を利用しなよ、そのうち俺に惚れさせてみせる、元旦那を忘れさせてやる」

麻生さんのホストクラブのリニューアルオープンが明日と迫った日、加々美社長が様子を見に来た
「あゆみさん、仕上がりはどう?」
「大丈夫です、麻生さんにも了解得ました」
「そう、これから食事でもどう?この間の返事聞かせてほしい」
「あっ、今日は先約が・・・」
私が返事に困っていると彼が助け舟を出してくれた。
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