夜の帝王の一途な愛
安心したような彼の寝顔を見て、私も心のバランスが取れている感じがした。
ある日、いつものように彼の寝室へ寝顔を見に行くと、苦しそうに顔を歪めていた。
彼が譫言の様に言った「あゆみ、ごめん」と、何?どういう事?
この時、彼は何かを隠していると悟った。
次の日彼は仕事が休みで、夕方からデートをする事になった。
「何処か行きたいとこある?」
彼は楽しそうに私に話しかけた。
「病院へ行きましょう」
私は譫言の様に言った「あゆみ、ごめん」が気になっていた。
もしかして、病気なのかとずっと心配になっていた。
彼は驚いた様子で私を見つめた。
「あゆみ、具合悪いの?」
「違います、私じゃなくて」
私は慌てて言葉を探した。
なんて言えばいいの?夜中に麻生さんの寝室に入って寝顔見ていたら、譫言を言っていたなんて言えない。
「あゆみ、ごめん」ってどう言う意味ですかなんて聞けない。
あっ、どうしよう。
「あゆみ、俺なら大丈夫だよ、心配しなくても」
彼は自分の心配をしてくれた私を気遣い、優しく抱きしめてくれた。
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