夜の帝王の一途な愛
「ドア開けて顔みせて」
彼はゆっくり考える時間と言うものを与えない様だ。
「あゆみ」
「はい」
私はゆっくりとドアを開けた。
「あゆみ、ごめん」
彼はすぐに私を引き寄せ抱きしめた。
「謝らなければいけないのは私の方です」
彼は私を見つめて、ふっと息を吐いた。
「そんな事ないよ、俺がもっと自信持てればいいんだろうけど、なんか不安になる、あゆみがどっかに行っちゃう気がして」
信じられない言葉が彼の口から飛び出した。
自信ない、不安になる、それは私の気持ちで彼はいつでも自信満々で、迷わないと思っていた。
私がどこか行っちゃうなんて、絶対ありえない事なのに、どうしてなんだろう。
「麻生さん、私は何処へも行かないし、ずっと麻生さんの側を離れないですよ」
いやだ、愛の告白してしまった、どうしよう
「ほんと?絶対だよ、約束な」
子供のように瞳を輝かせて、彼は私を見つめた。
しかし相変わらず、彼は私を求めた。
仕事から戻ると、シャワーを浴びて、私を抱き寄せ唇を重ねる。
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