【更新】雇われ妻ですが冷徹騎士団長から無自覚に溺愛されています
『このメイウッドの森で深追いをしたら奴らの命も危ういからな。諦めたようだ』
『よ、よかった……』
とりあえずは生命の危機から脱せたようで、リーゼの胸に安堵が広がる。ハァ、と大きく息を吐くと、不意にランドルフがリーゼの頬に手を添えて上を向かせた。
切れ長の灰褐色の双眸が間近に迫って、リーゼの顔に熱が集まる。
『怪我はないか?』
『は、はい……あの、団長は……?』
『俺か?』
聞き返されたのが意外だったのか、ランドルフは目を瞬かせた後、フッと息を漏らして微笑んだ。
わずかに表情を和らげただけ。だが、硬質な美貌が綻ぶさまはリーゼの目を釘付けにするには十分で。
リーゼはジッと、食い入るようにそのかんばせを見つめてしまった。
『いや、問題ない。しつこかっただけで腕自体は大したことなかったからな』
『そ、それは、よかったです……』
『ひとまず休もう。向こうに良さそうな場所があった』
『よ、よかった……』
とりあえずは生命の危機から脱せたようで、リーゼの胸に安堵が広がる。ハァ、と大きく息を吐くと、不意にランドルフがリーゼの頬に手を添えて上を向かせた。
切れ長の灰褐色の双眸が間近に迫って、リーゼの顔に熱が集まる。
『怪我はないか?』
『は、はい……あの、団長は……?』
『俺か?』
聞き返されたのが意外だったのか、ランドルフは目を瞬かせた後、フッと息を漏らして微笑んだ。
わずかに表情を和らげただけ。だが、硬質な美貌が綻ぶさまはリーゼの目を釘付けにするには十分で。
リーゼはジッと、食い入るようにそのかんばせを見つめてしまった。
『いや、問題ない。しつこかっただけで腕自体は大したことなかったからな』
『そ、それは、よかったです……』
『ひとまず休もう。向こうに良さそうな場所があった』