【更新】雇われ妻ですが冷徹騎士団長から無自覚に溺愛されています
二年前。フィリス王女の代わりに囮となったリーゼが襲われた暗殺事件の襲撃犯は、大半の輩がその場で捕縛された。だが一部は逃走し、第四騎士団がその身柄を追っていたのだ。
「だがこれで残すは一人か。行方はある程度追えているのか?」
「いや……それが恥ずかしながら全く掴めていなくてな。奴の手が回る前になんとか捕まえたいんだが……ここまで見つからないとなると、顔でも変えて国外に潜伏しているのかもしれん」
「なるほど……国外か……。捜索範囲を広げるのに、第四騎士団の人員だけでは足りないだろう。第二騎士団からも人を回そう」
「ああ、助かるよ。今度こそ下手は打てないからな」
ジョシュアは重々しく頷くと、膝を一度手で打ってそれから立ち上がった。
王に忠誠を誓う騎士団の名の下、同じ失態は二度は許されない。さぞ厳粛な顔をしているかと思いきや……。
こちらを見やるジョシュアは軽薄な薄笑いを浮かべていた。
「じゃ。まあ、そういうことで。リーゼちゃんと早く仲直りできるといいな」
ランドルフの脳に走る血管が、今度こそブチっと切れた瞬間だった。
「さっさと帰れ!!」
「だがこれで残すは一人か。行方はある程度追えているのか?」
「いや……それが恥ずかしながら全く掴めていなくてな。奴の手が回る前になんとか捕まえたいんだが……ここまで見つからないとなると、顔でも変えて国外に潜伏しているのかもしれん」
「なるほど……国外か……。捜索範囲を広げるのに、第四騎士団の人員だけでは足りないだろう。第二騎士団からも人を回そう」
「ああ、助かるよ。今度こそ下手は打てないからな」
ジョシュアは重々しく頷くと、膝を一度手で打ってそれから立ち上がった。
王に忠誠を誓う騎士団の名の下、同じ失態は二度は許されない。さぞ厳粛な顔をしているかと思いきや……。
こちらを見やるジョシュアは軽薄な薄笑いを浮かべていた。
「じゃ。まあ、そういうことで。リーゼちゃんと早く仲直りできるといいな」
ランドルフの脳に走る血管が、今度こそブチっと切れた瞬間だった。
「さっさと帰れ!!」