契約夫婦はここまで、この先は一生溺愛です~エリート御曹司はひたすら愛して逃がさない~【極甘婚シリーズ】
「こんなにたくさん、食べきれないですね」
「好きなのを食べればいい」
「食べつくしたら、今より更におデブになります……」
そう言うと、蓮斗さんは横から私の腰に手を回し抱き寄せる。
「ぽっちゃりしてもかわいいだろうな」
耳元で囁かれて、思わず反論のつもりで横にぶんぶんと首を振った。
「かわいくないです! なに言ってるんですか!」
「澪花はなんでもかわいいよ」
蓮斗さんは横から私のこめかみにキスを落とす。
いつもこうして上手いこと話をまとめられて、私はたじたじになる。
「でも、いろいろ考えてくださり、美味しそうなお菓子をたくさんありがとうございます」
「ああ、急いで食べる必要もない。期限の早いものだけ気を付けて」
「はい、そうですね」
「澪花、明日から少し日本を離れることになった。シンガポール出張が早まったんだ」