インハウスローヤーは私を妻にして専務になりたいだけ ~なのに待っていたのは溺愛でした~
私と彼女との関係が悪化したのは、彼女が大学に合格した頃だった。入院していた母の病状が突然悪化し、同時期に亡くなったのだ。

お祝いに湧くはずだった椎葉家が、喪に服している。
そんな状況に、妹は当たり散らした。お手伝いさんも父も、余計に渚紗に甘くなった。代わりに、私への当たりは、余計に強くなった。

「何でお姉様は生きてるのよ!」
「お姉様も死んじゃえば良いのに!」
「私の人生の邪魔をしないで!」

そんな言葉を、投げられ続けて生きてきた。
そして、それは今も。

他社に就職しようとしていた時、妹に父への不義理だと言われ、Shiiba社に就職した。
彼女には逆らえない。どうしても、彼女への負い目を消すことはできない。私は、妹の人生の邪魔者なのだ。
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