まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 見ればわかる。彼女はエルフだ。テティウスは目を丸くして彼女を見ていた。
 この世界には、エルフやドワーフ、人魚などという種族がいるのは知っていたけれど、実物を見るのは初めてだ。

「ねえねえ、どうしてこんなところにいるのって聞いてるんだってば!」
「えっとぉ……わかんない」
「わかんないってそんな」

 テティウスの前にしゃがみ込み、目の高さを合わせてくれた彼女は、困ったような顔になった。

「ええと、アタシはナビーシャ・ビビエッタ・コレリー。こっちはテティ」
「ナビーシャ・ビビエッタ・コレリー?」

 首をかしげたのは、金属鎧に身を包んだ青年である。こちらは、二十代前半というところだろうか。

「ナビーシャ殿は、翼猫とお見受けするが……? そちらの坊やの契約獣か? しかし、翼猫にしてはずいぶん大きい……?」

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