まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
「テティの魔力は人間にはなかなか見られないほど多いな。もしかして、どこかに人ではない者の血が混ざっているのか?」
「ぼく、ふつーのにんげんだよ?」

 ザイオスは、じっとテティウスを見ていた。
 シルヴァリア王家は魔術の才能に恵まれているけれど、先祖に他の種族の血が入っているという話は聞いたことがない。
 テティウスが知らないだけでどこかで入っているかもしれないが、テティウスのこれは先祖の血ではなく神様のお詫びである。
 ナビーシャが魔物を一掃したので、再び歩き始めた。ネレアが時々先行し、魔物がいる場合には警戒してくれる。

「……なんで、こんな急に迷宮が強化されたんだろうな?」
「研究も進んでないのだろう。私も、歴史の時間に学んだことがある程度で詳細については知らないんだ。迷宮事故もそうあることではないしな」

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