まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 先を行く、レナータとセリオンの話を聞きながら考える。意外と出口は遠そうだ。
 思っていたよりも、迷宮の奥に深いところまで飛ばされていたみたいだ。

「俺達の同行、意味あるのか……?」

 と、セリオンがぼやいたほど、流星の追跡者達が戦闘そのものに参加することはなかった。彼らには、体力を温存してもらった方がいい。

「ナビ子しゃん、おなかすいた」

 二時間ほど進んだところで、テティウスのお腹がぐぅっと鳴った。おやつは食べたが、それ以降水すら口にしていない。
 喉の乾きも覚えてきたし、一度休憩を入れたいところだ。

「そうだな――そろそろ、ここで休むことを考えた方がいいかもしれない。無理をして進んでもいいことはないからな」

 このまま迷宮の中で一泊することを決めたのは、セリオンだった。ここまでの様子を見る限り、彼がリーダーなのだろう。

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